愛犬は言葉では不調を訴えることができません。しかし、日々の仕草や行動からストレスのサインを読み取ることは可能です。
本記事では、「愛犬のストレスのサイン」を見逃さず、健やかな毎日を過ごすためのヒントをご紹介します。

うちの子も、ある日いきなり食欲がなくなってたことがあります。実はストレスだったんです。
ほんの少しの違和感を見逃さないことが大切ですよね。
目次
1.ストレスがもたらす愛犬への影響とは

ストレスが犬にもたらす影響は多岐にわたります。体調不良や行動異常として現れることもあるため、早期にサインをキャッチすることが大切です。
特に変化に敏感な犬種では、環境の変化だけでも大きなストレスになります。

「いつもと違う」に気づくこと。それが愛犬のストレスに気づく最初の一歩だと思います。
2.愛犬のストレスのサイン:よく見られる行動と仕草

ストレスを抱えた犬が見せる典型的な行動は、実はとてもわかりやすいものです。以下のような行動が頻繁に見られる場合は、ストレスの可能性を疑いましょう。
2-1. 急に吠える・攻撃的になる
普段は穏やかな性格の子が、突然吠えたり噛もうとしたりするのは、強い不安やストレスが原因かもしれません。
2-2. 食欲の低下や過食
急にごはんを食べなくなった、あるいは逆に過剰に食べるようになった場合も注意が必要です。
2-3. 同じ行動を繰り返す(常同行動)
同じ場所をぐるぐる回る、しっぽを追いかけるなど、意味のない行動を繰り返すのはストレスサインです。
2-4. 過度な毛づくろいや体をなめる
ストレスを和らげるために、自分の体を執拗になめることもあります。

うちの犬も引っ越し後にずっと足をなめていたことがありました。行動には理由があるんだと痛感しました。
3.見逃されやすいストレスサインにも注意

はっきりとした行動ではないけれど、実はストレスのサインである場合もあります。
以下のような変化は見逃されがちなので要注意です。
3-1. よく寝るようになった
年齢や運動量の変化ではなく、ストレスによって無気力になっていることもあります。
3-2. 飼い主にベタベタしたり、逆に離れようとする
依存傾向が強くなったり、反対に距離を置こうとする行動にもストレスが隠れていることがあります。
3-3. トイレの失敗が増える
急に粗相をするようになった場合、環境変化に強いストレスを感じている可能性があります。

「甘えてきた=嬉しい」だけでなく、「不安だからそばにいたい」のかもしれないですね。
4.愛犬のストレスを軽減するためにできること

愛犬のストレスを予防・解消するには、日常の過ごし方に工夫が必要です。
無理なく実践できる方法をまとめました。
4-1. 規則正しい生活リズムを整える
毎日のごはんや散歩の時間を一定に保つことで、犬は安心感を得られます。
4-2. 十分な運動と遊び
エネルギーを発散できないと、ストレスが溜まりやすくなります。
散歩や遊びの時間をしっかり確保しましょう。
4-3. 静かな時間と空間の確保
騒音や人の出入りが激しい環境は、犬にとって大きなストレスです。
安心できる居場所を整えてあげましょう。

「何かしてあげる」より、「そばにいてあげる」。それだけで救われることも多いと思います!
まとめ:愛犬の変化に早く気づくことが一番のケア

犬は飼い主にすべてを委ねて生きています。だからこそ、ちょっとした変化に気づいてあげることが、最も大切なストレスケアです。
なので、日々の観察とコミュニケーションで、愛犬の心に寄り添ってあげましょう。

犬は「言葉」ではなく「心」で話しかけてくれます。気づいてあげられる飼い主でありたいですね!
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