エッセイ・つぶやき こむぎとの思い出や日常 飼い主としてわたしらしく

雨の日、犬と過ごす時間が、心をととのえてくれる

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外は雨。空も、街も、少し静まり返っている朝。
いつもなら散歩に行こうと誘ってくるこむぎが、今日はベッドから下りてこない。


こういう朝は、少しだけ、心が深呼吸する。


雨の音を聞きながら、ぼんやり過ごす時間。
バタバタとした日々のリズムが、いったん静かになる。
それを受け入れてくれるように、こむぎがそっと隣にいるだけで、
気持ちがふわりとほどけていく。


散歩には行けないけれど、今日はゆっくりブラッシングをしてあげた。
毛並みにそっと手を通していると、自然と呼吸もゆっくりになる。
こむぎは何も言わないけれど、きっとこういう時間も好きでいてくれていると思う。


部屋の中で、一緒にソファに座り一緒にお昼寝。
お互い身体を寄せ合いながら、
何もしない時間を、ただ“いる”だけで共有する。


犬との雨の日の過ごし方に正解なんてないけれど、
わたしにとっては、こむぎとこうして静かに座っているこの時間が、
いちばん贅沢で、心をととのえてくれるひとときになっている。


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