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犬にお世辞は通用しない!?本当に伝わる言葉とは

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「かわいいね~」と愛犬を褒めたとき、ふと気づく“微妙な表情”。
「え、ちゃんと伝わってる…?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
人間同士では通じる“お世辞”や“リップサービス”ですが、犬にとってはどうやら別物のようです。

今回は「犬にお世辞は通用しないって本当?」というテーマを、犬の感情理解としつけの観点から掘り下げていきます。

1. 犬に「お世辞」が通じない理由

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1-1. 言葉の意味ではなく“感情”を読んでいる

犬は人間のように、言葉の意味を論理的に理解しているわけではありません。
その代わり、声のトーン・話し方・表情など“感情のニュアンス”を読む力にとても長けています。
つまり、「かわいいね~」の言葉そのものより、“どんな気持ちで”言っているかの方が大事なのです。

1-2. 声のトーンや表情を重視している

たとえば、「おりこうさん!」と明るい声で言えば喜ぶけれど、
無表情で棒読みで「すごいね~」なんて言っても、犬はまったく反応しないことがあります。
これは、感情がこもっていない=信じていないと犬が判断しているサインかもしれません。

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こむぎに「すごい!えらい!」と褒めるとき、うっかりスマホを見ながら言ったらスルーされたことがありました…。
ちゃんと見て、感じ取ってるんですよね。

2. 犬が「本当に褒められた」と感じる瞬間

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2-1. トーン+アイコンタクトが決め手

犬が“褒められた”と認識するには、明るいトーン+しっかり目を見て伝えるのがコツ。
言葉よりも、テンションと一貫性が重要だと言われています。
「嬉しそうに言ってくれた」=「これはいいことなんだ!」と結びつくんですね。

2-2. おやつよりうれしい“本物の褒め”

実は、飼い主からの笑顔や「大好きだよ!」という態度そのもの
ごほうびより嬉しいと感じている犬も多いようです。
しっぽを振って体を寄せてくるのは、「ちゃんと伝わった証拠」かもしれません。

hisa
hisa

こむぎはやつのおやつの方が嬉しそうですね…笑 伝え方と愛情がまだまだ足りてないのかもしれません。

3. 飼い主が気をつけたい褒め方のクセ

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3-1. 嘘っぽい褒め方、伝わってないかも?

何でもかんでも「すごいね~」と連発してしまうと、
犬にとっては「何が良かったのか分からない」状態になってしまいます。
結果的に、行動の強化がうまくいかなくなったり、褒めの価値が薄れてしまうことも。

3-2. タイミングがズレると逆効果に

褒めるのが遅れてしまうと、犬は「どの行動がよかったのか」を結びつけにくくなります。
たとえば、トイレがうまくできた直後ではなく、そのあと歩き出してから褒めると、「歩いたこと」が正解だと勘違いすることも。

hisa
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気持ちは伝わるけど、タイミングと表情ってやっぱり大事ですね。「心から」をちゃんと“その瞬間”に届けてあげたいなと思います。

まとめ|心からのことばは、ちゃんと伝わっている

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犬は言葉の意味ではなく、気持ちそのものを見ています。
だからこそ、お世辞やごまかしは通用しません。

正直でまっすぐな言葉と表情こそが、愛犬との信頼を築く本当のコミュニケーションなのかもしれませんね。

hisa
hisa

「犬にはウソが通じない」って、ある意味すごく幸せなことかもしれません。こむぎには、いつでも本音の笑顔を向けていたいなと思います。

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