あなたの愛犬が、あなたの顔をペロペロと舐めてくる…。
「かわいいけど、なんで?」と思ったことはありませんか?
実はそこには、犬ならではの本能や愛情表現が隠されています。
この記事では、犬が顔を舐める理由や心理、そして時にはやめさせたいときの対処法まで、丁寧に解説していきます。
目次
1. 犬が飼い主の顔を舐める理由とは

1-1. 愛情の証として舐めている
犬にとって「舐める行動」は、大切な相手に対する愛情表現のひとつです。
母犬が子犬を舐めて世話をするように、飼い主にも同じように接しているのです。
つまり、舐めるという行動は「大好き!」の気持ちそのもの。
一緒に過ごす時間が多いほど、その行動は自然と増える傾向にあります。
1-2. あいさつの一種としての意味も
犬は群れで暮らす動物で、あいさつの習慣が根付いています。
顔を舐めることで「おかえり」「一緒にいてうれしい」といった感情を伝えているのです。
特に飼い主が帰宅したタイミングで舐めてくるのは、その喜びの表現と言えるでしょう。
1-3. 飼い主の反応がうれしいから
もうひとつ考えられるのが、飼い主の反応を楽しんでいるケースです。
舐めたときに笑顔になったり、優しく声をかけられたりすると、「これはいいことなんだ」と学習します。
その結果、繰り返し顔を舐めるようになることも。

うちのこむぎも、朝起きると必ず顔を舐めに来ます。
まるで「おはよう、今日もよろしくね」と言われているようで、心があたたかくなります。
2. 注意すべき舐め方や行動とは?

2-1. 執拗すぎる舐め方はストレスの可能性
たまにではなく、過剰に舐めてくる場合は要注意です。
過剰な舐め行動は、不安やストレスのサインであることがあります。
引っ越しや生活の変化、飼い主との関係性に変化があった場合には特に注意しましょう。
2-2. 他人の顔を舐めるのは避けさせたい
飼い主なら許せても、他人には困る行動になることも。
特に小さなお子さんや犬が苦手な人に対しては、マナー面でのトラブルになることもあるため、早めのしつけが必要です。

「かわいい!」で済む相手ばかりじゃないので、しっかりと声かけでストップをさせることが大事ですね。
3. 舐めるのをやめさせたいときの対処法

3-1. 優しく無視して行動を覚えさせる
叱るのではなく、反応しないことが効果的です。
舐めても何も起こらないと学習させれば、自然と減っていきます。
そのうえで、ほめてあげたい行動を見つけたときに、しっかりとご褒美を与えましょう。
3-2. 舐めたくなる環境を減らす
顔に汗やにおいが残っていると、犬にとっては気になる存在になります。
清潔を保つことも、実は行動をコントロールする一つの方法なんです。

「ダメ!」と強く言うより、笑顔で別の行動に誘導する方が効果的みたいですよ。
まとめ|顔を舐める行動には「愛情」がつまっている

犬が顔を舐めるのは、単なるクセではなく、深い愛情や信頼のあらわれです。
ただし、場面によってはマナーやしつけの観点も必要です。
その意味を正しく理解し、愛犬との関係をさらに深めていきましょう。

「顔を舐められるのが日常」って、実はとても尊いことなんだと最近気づきました。こむぎとの何気ない毎日を、これからも大切にしたいと思っています。
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